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本質的な「得意」を持ちつつ、興味の視野は広く

 

DOORでは個人の”アイデンティティ”をとても大切にする文化があります。「個を深く知るためのワークショップ」は、あの人の知らなかった一面や隠された本質を掘り出していこうという企画です。堅苦しいのは苦手なのであくまでゆる〜く、カジュアルな雰囲気を目指します。

この記事に登場する人

吉松孝夫

2014年早稲田大学卒業後にイベント・SP・マーケティング企業に就職。 その後、人材企業パーソルキャリアにて中途採用支援に携わり、採用・組織コンサルティングとセールスチームのリーディングを経験。その後2021年にSASIへ参加し、コンサルタント兼経営企画として地方中小企業の事業支援、及び自社の経営・事業企画を担当。 合わせてパラレルワーカーとしてグループ子会社の経営企画と自身の事業として組織・人材コンサルティング、ヘッドハンターとして活動中。

ほんとに何も出ない人もいて、そういう人は喋りながら出していくんですけど、結構スラスラ出していってくださるのでありがたいです。

いえいえ、ここからの展開に期待してるところありますからね。

パッと見てスポーツとか運動系多いですね。例えば性格的にこういうことが得意だとか、こういうことできるとかってありますか?

あーなるほどね。それだと、これもありますね。
…こんなもんですかね。

たくさんありがとうございます。次は付箋を仕事とプライベートで分けていってもらいたくて。

両方にまたがるっていうのもあるんですか?

そうです!なんで仕事の中でもプライベート寄りかなとかで位置で置いてってもらって…あっそれ(バイク)って仕事寄りなんですね。

そうなんですよ、私の中では。

移動手段ってことですね。結構バイクゴツいですけど、あれで行ったらビックリされません?

1回行きましたけど、向こうのクライアントに「単車!?」って言われました(笑)いいじゃないですか、キャラの立ち方が。そのうちオート三輪とかで行きたいんですよね。

本質・性に合う共通の「得意なこと」

ありがとうございます。ちょっと見せてもらって、私が気になったところを聞いて話してもらうって感じなんですけど、なんか…極端ですね(笑)
この間にある「事業企画」と「イベントを作ること」っていうのは紐づいてるんですか?

イベントってここに書いたのは本当にライブとかお笑いのステージとか、あと運動会みたいなその日に向けてやるみたいな感じのものなんですけど。事業企画って僕が今やってることだと「DOOR CLASS」とか、松江側で人材っぽいサービス始めたりとかって、明確なゴールがなくて永遠に収益を出し続けることを目指すみたいな感じなんで。考え方は近いんですけれども、僕の中では結構そのゴールのあるなしっていうので異なってるなって感じはありますね。

なるほど、確かに言われてみれば結構違ったものに見えますね。ただイベントの方がプライベートも若干挟んでそうですね。

そうですね〜1社目がイベントの制作会社とタレントの事務所で、そこの2年間ぐらいしか僕本当にイベント作りってしてないんですよ。でも、それ以降もなんかイベントとか作れるよ、とかタイムスケジュール引けるよみたいなことを転職する度に言っていたら、会社の福利厚生の行事とかの手伝いをしたりとか。仕事で培ったんだけれども、結果的にプライベートのスキルみたいな感じになってますね。全く面識のない上司の結婚式の幹事側に回ったりとか。

そういうことやってたんですね!ちなみにそれってお金を貰って仕事として、ってわけではないんですか?

お金貰ってないですね(笑)お金にならないからプライベートに近いんです。この「動画編集・音声編集」は、僕の前職って営業マンばっかりですし、パソコン使えない人多かったので、すっごい簡単な動画編集してたりしました。今思うとお金貰っとけば良かったと思いますけど、でもこれが難しいもんで、お金をもらっていいクオリティなのかっていうのがありましたね。自分程度ができるんだったらタダでいいだろうみたいなところもあったので。

う〜ん確かに難しいですけど…なんかでも必要としてることでその人が今困っててっていうことならお金もらってもいいと思うんですけどね。それはクオリティーうんぬんという話ではなく。
クオリティー重視するならもっと違う人に時間かけてもいいから頼むって話な気がしますね。

1回だからそのスタンスで僕やってたんですよ。
クオリティに文句つけられない代わりにやると。さっきとはまた別の上司の時に、結婚式で参加者全員の顔写真が流れるみたいなのを60人分くらい繋げて作りましたね。結局それを丸2日、16時間ぐらいかけて作って。言われたのが1週間前だったから3日前に納品したら上司の奥さんからダメ出しくらって、その時はさすがにキレそうになりましたけど(笑)

まぁ奥さんはそういう事情知らなかったのかもしれないですね(笑)もっと違うプロの人に頼んだと思ってたのかも。でも私だとそれ絶対できないですよ、2日で16時間かけてとかって。動画編集とかするのが思ったより楽しかったんでしょうか?

そうですね、「細かい反復作業」とか「事務作業」とか書いてるんですけど、細かいことするの嫌いじゃないんですよね。イベント会社にいた時代も入場者に配るパンフレットってあるじゃないですか。あれって同じパンフレットが各3000部ずつみたいな感じで来て、それを1枚1枚こう順番に並べないといけないんですね。それを1回手伝ったことがあって全然苦じゃなくて、俺あれ延々やってられるなと思ったんです。

あぁ〜チラシとかパンフレットの束になってるやつですね。私もやったことありますけど、バラで来て会場で全部順番で重ねていきますよね。

ああいう頭空っぽでできる作業好きなんですよ。この動画の話もこだわらなければ近い話だと思ってて。耳で聞いて反射的に手を動かすって、苦じゃないのと「俺しかできない」っていう使命感はその時はありましたね。

「簡単な経理」っていうのも書いてくださってますけど、これも結構似てますよね。

ですです!多分これを言っちゃうとおしまいなんですけど、すごい深く考えついて新しいことやるっていうよりかは、決まってる型に落とし込むとか単純な作業するとかの方が、多分本質的に性に合ってるんです。勉強も得意って書いてあるんですけど、どちらかというと暗記科目が得意で、逆に新しいこと考えるっていうのは、そうありたいっていうのはあるんですけど苦手っちゃ苦手ですね。

人材業界への悟りとSASIに入ったきっかけ

一個前の会社は人材系だったと思うんですけど、そこはどういう仕事だったんですか?

前の会社はもう完全に営業会社ですから決まってるんですよ。毎朝9時に会社来て9時10分で朝礼して、そっからまず立ち上げるとメールが100件ぐらい来てて、それを消して返信して消して返信して。基本的にその担当する企業様とか転職希望者さんって
僕の領域はITだったので、経験値で見ると「java5年」とかすごい数値化できてしまうんですよね。
で、企業さん側もそういった数値化できたところプラス、ちょっとコミュニケーションしてある程度ちゃんと喋れればオッケーみたいなところはありましたね。余程のことがない限りそこがネックになってということはなかったですね。最初の1年2年はそういうある種ブルーカラーみたいな仕事してたんですけど、当時タイピングできなかったんですよ。一人一台ノートパソコン与えられていざメール捌けってなってもほんとに遅くて。

でも細かい作業好きならタイピングとかはまらなかったんですか?寿司打(タイピング練習ゲーム)とかする人いるじゃないですか。

ほんとにタイピングだけは未だに苦手で。前の会社入社した時にタイピングできなくて、会社を辞めたいと思ったことほとんどなかったんですけど最初一週間で辞めたいと思いました。入社二週間以内でタイピングのテスト合格しないとダメだったんですけど、残業して12時くらいまでタイピングしてても全然できなくて。結局先輩が代わりにやってくれたんですけど。

残業してまでタイピングするのはしんどいですね…あまり辞めたいと思ったことがなかったって仰りましたが、そういえばここ(SASI)に来た理由ってなんだったんでしょうか。

その一回辞めたいと思った時以外はほんとに5〜6年間は一切なくて、ただコロナ二年目になった時に「またフルリモートかよ」ってなって。如何せん人と喋ることが仕事なので人と喋れない環境にあるのにストレスを感じたんですね。僕から紹介して30人くらい転職してる一番仲良かった会社さんがあったんですけど、ただ直近コロナ以降はその会社さんも厳しくてある程度適材適所でレベルの高い人だけ募集するようになって、2020年にはうまい応答ができず。それで、2021年の8月にそのお客さんと打ち合わせしたら全然知らない人がいて、フリーの採用のコンサルタントみたいな人だったんですね。僕はお客さんと6年の付き合いだからある程度状況もわかってるし最近のターゲットの変化もわかってるのに、そのコンサルの方が「全然人連れてこないじゃないですか」って言ってきたんです。それには流石にイラッとして、誰なのかいつから入ってるのか知らないけどこっちは少なくとも6年間一緒にこの会社とやってるし、はるかに多くの人に会ってるから何様だと思ったんですね。でも同時にちょっと悟っちゃって、多分これが今後増えていくんだろうなと。

確かにそうですね…その時に、この先いてもこういうことが何回かあるし、そういう時代になったんだなって思われたんですね。

転職って昔はすごい特別なことだったんですけど、今はそんな特別なことではなくなってるし、転職を考える側の人が分からないから大手人材会社行こうってなってたのが、今は転職しようとした時に何をしないといけないのかある程度わかるじゃないですか。それが常識になったんだと思うと、そういう訳分からんコンサルに頼る会社出てくるだろうし自分の成長もできないと。だからイラッとしたのと平静を見失いました。

今は昔に比べると情報も多いですし、転職するのがむしろ当たり前みたいな風潮さえありますもんね。

でこれは多分、こういう感じでかっこよく人を必要なところにご紹介してその会社を成長させるんだ!とか言ってるものの都合の良い時に出てくる業者扱いされるんで悔しいぞと思って。そういう話を亮さんにしてて、もしクリエイティブな仕事で業者扱いされないような仕事があったら教えてくれませんかって言って2ヶ月後くらいに「SASIっていう会社があるんだけど」って言われて面接に来ましたね。

そうだったんですね、お話ありがとうございます。
ちゃんと入社の話聞いたのは初めてだった気がします。まだ入社して1年は経ってないですもんね?

去年の12月からなので1年にはなってないですね。ちょうどこのこの時期ぐらいから面接受け始めた感じですね。最初忘れられないのが、スーツ着て入り口のテーブルの席のところ座ってたら奥から清人さんが来て、履歴書と経歴書渡したらそれを机に置いて「面接したくないからさ外に行こうか」って言って外の席に言って。そこで「何したいの?」とかいう話をしてなんだこれってなって(笑)書類読んでねぇなって思いましたね。

一人で黙々と技を磨いた学生時代

プライベートに運動系が多いですけど、この辺りって習い事とか部活とかでやってた感じですか?

習い事というか小学校、中学校でやってたのがダンスと水泳なんですよね。水泳は僕泳げなかったんで小学校の1年ぐらいからスイミングスクール叩き込まれて中3までやってたんですよ。なので4種目は全部泳げるのと、かなり長く素潜りできます。ダンスは母方の祖母がジャズダンス教室で、うちの母親はバレエの先生なんですけど。それでずっとやらされてましたね。大学生ぐらいになって初めて面白いと思いましたけど、やっぱり多感な時期に女の人にものすごい囲まれて、かつ自分を鏡で何時間も見続けるって割にしんどい時はありました。大学生ぐらいになると一周回って自分のこと好きになるので。だから大学でもダンスサークル入ってました。

確かに中学生くらいの時とかはそういうのほんとに抵抗ありますよね…(笑)

そうそう。で中学から始めたのがアーチェリーで、水泳とダンスやってたんですけど毎日ある訳じゃないし、中学で部活入ってなかったのもあって学校終わり暇なんで近所の体育館のアーチェリー教室に行ってて。で行ったらアーチェリーの競技人口って少ないんですよ、今の国体とかオリンピックの日本代表って大体みんな大学生から始めてるんですよ。大学のサークルとか部活に入って国体オリンピックに出ちゃう競技人口なので、中学から始めて中3の時に僕東京都で中学生男子1位になって。高校行ってバレーボール部に入っちゃったんでアーチェリーは疎遠になっちゃったんですけど。バレーボール3年間高校でやったんですけど、これは逆に全く芽が開かず。

東京都一位はすごいですね!バレーはでも団体競技ですから、自分だけの実力ってわけでもないですしね。

そうです、確かに僕団体競技したことないんですよ。ダンスも社交ダンスとかコンテンポラリーとかならそうかもしれないですけど、そうじゃないし責任とかもないし。バレーボールは辛かったですね(笑)唯一辛い思い出たくさんのバレーボールです。高校の部活ってやっぱ熱い人が集まるじゃないですか、走るんですよね。走りたくなくて中学の時部活入らなかったのに、高校でバレーなら走らなくても良いかなと思ったら案の定走らされてですね。高校卒業して一歳バレーボール触ってないです(笑)

私も集団競技は無理でしたね…。
それこそバレエもやってたんですけど、一瞬でやめて陸上競技に行きました。陸上は個人競技で私も個人の方が合ってるんだろうなと思って。

そうですね、なんか中学くらいの時から冷えてましたけどねぇ。体育のバスケットボールとかの授業とかで「みんな一生懸命やってんだからやろうぜ」とかいうやついると、一気にこう、体育館の端によって座るみたいな感じ。

なんか人が熱くなってると冷めていくんですよね。多分エネルギー吸い取られてるんでしょうね。その反復作業とかコツコツやるのは得意っておっしゃられてたので、その点アーチェリーはあってたんでしょうね。

究極に一人だったこともありますし、アーチェリーとか射撃とかああいうタイプの競技は人間が邪魔なんですよ。人間の震えとか誤差とかをゴテゴテした機材でなんとか抑制して、常に同じ形で同じストロークで同じ矢を入れれば的の真ん中に当たる。だからそういう、人間性を廃していくっていうことで、楽しかったですね。

細かく細かく、調整して調整してってことですよね。やっぱりそういうのがそもそも好きとか得意なんでしょうね。

壁は低く、興味・関心の幅は広く

逆に創造的なことしようって言った方が多分苦になりますよね。

お絵かきの授業とか苦手でしたね。だから転職するちょっと前にパソコンを買い替えて、スペックがそこそこ良かったのでイラレでも入れるかってイラレ入れたんですけど何もできませんでした(笑)画面開いて、何かしたいかって自分に問いかけた時に別に何もしたくねぇなってなってそっと閉じました(笑)白いキャンバスに絵の具ぶちまけるような湧き出る創造力みたいなのがあったらできたのかもしれないですけど。

でもそういう向き不向きとか、自己分析じゃないですけど自分でそういうの分かってるのはすごいですね。

振り返ってみるとそうだったのかな、みたいな感じで今はしゃべってますね。イラレに関しては無駄な買い物したなとか、バレーボール嫌だなとか。

結果的にそういう人間なんだなって、振り返ってみると分かりますよね。「勉強」って書いてるのは今はなんの勉強されてるんでしょうか?

今は経理の勉強ですね。あとたまに難しい本読むの好きなんですよ。ちょっと前に和也さんともしゃべってたんですけど、「重力とは何か」っていう本面白かったですね。宇宙にある4つの力についてとか、なんかそういう変な専門書とか読むのが好きで、前住んでたところの近くの古本屋に行って多分一生手に取らないだろうっていう本を買うっていう。

全く違うジャンルのちょっと変な話、コアな話みたいなのを聞くのが好きなんですかね。

あ〜でもほんとそれあります。ふとした瞬間その点と点が繋がるというか。無駄知識しか仕入れてませんけど(笑)

いやいや、思わぬところで繋がったりするから大事ですよ。話がちょっと戻りますが、経理は今会社のことを手伝ってくださってるんですか?

そんなにちゃんとはやってないんですけど、こういう細かな数字ものって一人でやってるとバグって見えなくなったりとか簡単なもの見落としたりするのでそういうのチェックします。あと経理の話をする時にある勉強した上で喋らないと、僕はこの4と5の違いについて喋ってるのに、清人さんや亮さんは数千万くらいの単位の話をしているとか、話の次元が全然違っちゃって。それはよくないなと思って勉強したりしてます。

それでちゃんと勉強されるのがすごいですよね。あとは…キャンプとか書いてますけどSASIの人みんなキャンプとサウナでちょっと飽きたんですよね、ちょっと多すぎるんですよ。お酒も結構飲みに行かれてる印象ですね。

お酒は好きですね〜。公私問わず誰とでもお酒であれば楽しく飲めますね。ビジネスマッチング兼アルコール飲みましょみたいな会があってよくそれに参加したりしてました。あと最近毎月5000円くらいWFPに募金してますね。街歩いてたら出逢っちゃって、困ってるんですって言われてちょっとカッコつけて。

それはすごいですね…私だと初対面とか絶対無理です…募金とかもなかなか出来ないと思いますし。あとこれ何か最近ハマってるとかありますか?

最近美容ですね。あのイプサの肌診断してもらったら、透明度30・水分保有量41・油分98って出たんですよ。こりゃいかん!と思っておすすめされるやつを全て買い、それを試しながら美容系youtuber見てますね。エクスペリエンスとしてあれいいですよね。

私も診断行ったことありますよ。しっかり商品を買う気持ちで行かなきゃいけないけど確かに体験としてはいいですよね。これまでいろんな話を聞いてて、結構幅広く興味持たれてるので、何に対しても最初の壁とか抵抗感が低いのかなって感じましたね。