Bookcafe DOORで迎える指向を凝らしたクリスマス-2
bookcafeDOOR宝塚では「ホリデープロモーション」と題して、11月からクリスマスに向けて様々な施策を行っています。 今回はそんな「ホリデープロモーション」について、店長でありパティシエでもある竹内綾菜さんにに話を伺いました。
スタンプカードのプロモーションについて
ーー約2ヶ月間スタンプカードを実施してみていかがでしたか?
竹内:想像していたよりも、スタンプを集めてくださる方が多くいらっしゃいました。今までのプロモーションの中で1番反響があったかなと感じています。常連さんの方は複数枚もスタンプカードを集めていらっしゃる方もいました。3.4枚ほどスタンプを埋めてくださった方も何人もいらっしゃったので、本当に嬉しかったですね。
今回のスタンプカードは初めてBookcafe DOOR 松江店と合同で行ったプロモーションだったんです。そのこともあって、松江店に行かれた方が宝塚店にも来てくださる、ということがあって驚きました。その方は関西に住まれているらしいのですが、松江に旅行に行かれた際にたまたまDOORに立ち寄ってくださったらしくて。宝塚と松江の繋がりを感じることができてとても嬉しかったです。
スタンプカードは、どのような形式になるかは分かりませんがこれからも続けていこうかなと考えているので、また決まったらお知らせします!
あと、ホリデー限定メニューだったホットドックとショコラショーは沢山の方からのご好評いただいたので通常メニューに仲間入りすることになりました。こちらもぜひ食べに来ていただきたいですね。
ーー今回、こころさんがオーナメントクッキーの包装のデザインをされたと伺ったのですが、その過程を教えてください。
荻生:はい、今回のホリデープロモーションは結構な時間をかけて計画していたものなんですね。綾菜さんが一生懸命試作を繰り返しているのを見て、絶対に成功させたいという気持ちが強くあって。なので綾菜さんの作るオーナメントクッキーをよく見せるための包装を考えました。
初めは、ザ・クリスマスという感じのデザインを考えていたのですが、あまりしっくりこず…
それでこのクッキーは、大切な人だけでなく、自分への「プレゼント」として、ツリーに飾る「特別」なオーナメントとしての意味を持つということを改めて考えたんです。
それで大きな曲線をリボンのよう持ったオブジェクトをメインにすることを決めました。あまりやったことのないデザインだったのですが、お客様や知人からも良い反応をいただけてとても嬉しかったです。
こだわりを詰め込んだクリスマスケーキ
ーー今回DOOR初のクリスマスケーキを製作されたと思うのですが、こだわりを教えてください。
竹内:まず、1番に決めたのは「いちごのショートケーキ」であることと、「ヒイラギの葉にメリークリスマスの文字を書く」ことでした。普段バースデーケーキを作る時はユーカリの葉を使用しているのですが「クリスマスはヒイラギ」というのが自分の中にあったので、ここはこだわりました。
ケーキのデザインでいうと、よく見るクリスマスケーキってサンタさんや雪だるまが乗っていることが多いと思うんですけど、それだとSASI・DOORらしさはないなと思って。ケーキの上には何も乗せない方向でいこうと思っていたのですが、クリスマスっぽくない斧の飾りを見つけた時にいいなと思ったんです。
ホリデー限定スイーツだったパリブレストは「冬のリース」をイメージして作っていたんですね。なのでこのクリスマスケーキもその延長線上として、この斧で木を切り出してリースにして… っていう架空の物語を自分の中で作ったんです。なのでこのクリスマスケーキもリースをイメージしています。
そのイメージが固まったので、このケーキには「丸いもの」しか使わないということを決めました。丸い口金で絞った生クリーム、断面が丸くなるようにカットしたいちご、パールクラッカンという丸いホワイトチョコをデコレーションに使用しました。色味を足すものとして、ピスタチオと金箔、雪をイメージした粉糖をたくさんかけて、DOORオリジナルのクリスマスケーキが完成しました。
予想を超える数のご予約をいただいて、嬉しいお声も多くいただいたので、今後バースデーケーキの受付も行っていこうと計画しています。こちらも確定したらお知らせしますので、楽しみにしていてください!
次のプロモーションについて
ーー今回のホリデープロモーションを終えて、次のプロモーションについて教えていただけますか?
竹内:バレンタインのプロモーションを計画中で、もう少しでお知らせできると思います。
バレンタインには「アシェット・デセール」という、皿盛りのスイーツのイベントをしようと思っています。アシェットデセールというのは旬の食材を使って、冷たさ温かさをそのままに出来たてを賞味する「お皿に盛りつけられたデザート」のことなんですね。持ち帰ることを前提に作られた一般的なケーキと違って、パティシエがお皿とキャンバスに見立てて多様な技術を活かすものなんです。今回は完全予約制でやってみようと思っています。バレンタインデーはチョコレートを渡すだけの行事ではなく、「大切な人に気持ちを伝える」のが大事だと思っているので、恋人の方はもちろん、家族や友人、同僚などの大切な人に、愛や感謝を伝える手段の1つとして今回のイベントをご利用していただけたらなと思っています。
このアシェット・デセールのイベントも定期的に行っていけたらと思っているので、今回の第1回目をぜひ楽しんでいただけたらと思います!