合理性と、使命を全うする熱さの両立性 | DOOR-MAGAZINE 合理性と、使命を全うする熱さの両立性 | DOOR-MAGAZINE

合理性と、使命を全うする熱さの両立性

 

DOORでは個人の”アイデンティティ”をとても大切にする文化があります。「個を深く知るためのワークショップ」は、あの人の知らなかった一面や隠された本質を掘り出していこうという企画です。堅苦しいのは苦手なのであくまでゆる〜く、カジュアルな雰囲気を目指します。

この記事に登場する人

東良亮

1986年兵庫県宝塚市生まれ。経営コンサルタント・アドバイザリーとして企業経営に関する支援を行う。 主に中小・中堅企業を対象に、経営企画・営業企画・人事企画業を展開。これまで約20社程の支援実績があり、一部の法人においては取締役や執行役員を兼務する。また兵庫県商工会連合会の専門家派遣事業にてデザイン思考に関する専門家を務めている。

これね、仕事柄なんでも細分化してしまうんだよね(笑)

左端の1列がリストみたいになっていますね(笑)
亮さんから今回のようなご自身に迫るお話は全然聞いたことないので楽しみです!

仕事はプライベート、プライベートは仕事、の感覚

書きながら「仕事のことばっかり」っておっしゃっていましたが、実際書いてみたら分散してますね。

本当だね、意外と!

ではその話の関連で、最初から本題に突っ込む形になるんですけど、亮さんにとって仕事って何なのか、仕事についてどういう捉え方しているのかを聞いてみたいです。

そうだね。ワークライフバランスとかってあるでしょ。この言葉って結構難しくて、ワークが増えるとライフが少なくなって、だからバランスっていうふうに表現されているんだけれど、ワークライフインテグレーションって言葉もあるのね。これはワークとライフが統合されてる状態っていうのが仕事をするにあたって1つの正解だよね、っていう説のことで、僕もそういう感覚だから、仕事がプライベートに影響してるし、プライベートも同じように仕事に影響してきてるし、っていうのが今の仕事に対しての考え方かもしれないね。

そういう考え方、めっちゃいいですね。例えばこの“コーチング”とか“キャリアカウンセリング”は仕事でありながら私生活にも関わると書きながらおっしゃっていましたが、どう関わってくるんですか?

そうだね。人材の仕事をやっていると、すごくその人のパーソナルな部分に触れていく必要があって、そのためにはやっぱり僕も自分を出すタイミングがあったりするんだけど、そうすると友達みたいになるのね。それがどんどんプライベートに変わってきて、用はないけど飲みに行ったり遊びに行ったりするようになって、でもふとした時に急に切り替えて超真剣に仕事の話もする。基本的には企業の管理職とか、役員とかの人たちが多いから、そもそも年齢層が結構近くて。だから同じような感覚を持っているからそうなったっていうのもあるかもしれないな。

なるほど。今話していただいたような仕事に対する考え方って、就職してからずっと同じだったんですか?それともどこかある1点で変わったんでしょうか?

29歳まではプライベートの時間がなかったなあ。飲食業を3年間、保険代理店を4年間やっていたんだけど、例えば飲食業の時は本当に3ヶ月休みがなかったり、昼の12時から朝9時まで仕事したりっていうのをずっとやってたから、プライベートはもう何もなかった。で、保険代理店はプライベートの時間あったけど、いろんな縁があって入社半年ぐらいで管理職になって、そこから当時は割とハイプレッシャーがかかる仕事だったので、普通に休みの日とかも仕事の連絡があるから、それを打ち返してっていうのを29歳までずっとやってた。その後、人材の会社に入って初めて「あ、自分の時間がある」っていうことに気づいて、ここから普通の人の感覚に戻るまで3年ぐらいかかったかな。

ということは3社目の人材の会社に入った時に、仕事とプライベートを分けてしまうんじゃなくて、生活に取り込みながら好きなものを仕事としてやっていくっていう感覚になっていったんですか?

うん、最終的にはね。人材業界の時に、孝夫(SASIの吉松孝夫さん)は俺が入社した翌年に入社しているから孝夫に聞いたらわかると思うんだけど、当時本当に尖ってしまってたのね。「なんでみんな頑張ったら簡単に成績上がるのに、頑張らへんのやろ」と思ってたりもしていたけど、「あ、それって普通じゃないんだな」っていうのを、だんだんわかってきて。でも「なんでそういう普通に合わせなあかんのやろ」っていう感覚は子供生まれるまでは結構思ってた。子供が生まれてからは、当然子供は超マイペースで合わせてくれるわけがないじゃない。「あ、こういう生物がいるんだな」って思ったり(笑)あとは、この人材業界にいた最後2年間ヘッドハンターをやっていて、その時にいつどこで仕事をしてもいい仕事だったから、「こういう風に仕事できるといいな」って感じ始めた。平日の夕方4時から部長と飲みに行ったと思ったら、土日に普通に午前中とかはカウンセリングが入ったりするし、っていう風に仕事とプライベートが一緒になってきて、今はもっとそうなってるって感じかな。

いくつかのターニングポイントがあったんですね!ちなみにお子さんが生まれたのっていつなんですか?

5年前ぐらいかな。

ということはちょうどそのくらいのタイミングで色々出来事が重なって、考え方も変わってきたんでしょうか?

うん、そうだと思う。ちょっとまるくなったね(笑)

強みは人との繋がりを構築すること

この話を聞いて、亮さんってきちっとしたいところはきちっとしたいっていうとてもストイックな方だなと改めて感じてます!きっと先ほどおっしゃっていた“尖っていた頃”はそれを人に押し付けてしまうところもあったけど、今はそうではなく他人は他人で自分と違うところもあるという考え方に変わって来たのかなと思いました。“過集中”ってこの話に絡んでくると感じたのですが、どうでしょうか?

そうだね。仕事の関係で人の傾向とかを調べる時に、めちゃめちゃ異常なまでに集中してしまう癖があって、それはプライベートでも仕事でも出てるかな。元々、飲食業の時も保険代理店の時も、厳しくても自分の仕事を全うする中で会社の色に染まっていってしまうようなところがあったんやけど、人材会社に入ってそれまでの仕事で求められる点と違うことが多くて「あ、こういう組織風土があるんだな」っていうのに気づいたんだよね。今はいろんな会社と仕事をしていて、その会社の経営者とかその会社の社風に合わせた形でコーチングをしたりとかするんだけど、社員の方が考え方とか捉え方を変えていく必要がある場合もあるし、逆にものすごく自由にやらせたいっていう会社もあるし、これはそれぞれの会社の経営者次第かなっていう。

そうやって人の思いや組織の特性を汲み取って寄り添うことができるのが亮さんのすごいところだなと私は思うのですが、この“ストレングスファインダー(オンライン「才能診断」ツール)”って定期的にやられてるんですか?

これはね、基本的にはそんなに変わるものじゃないのよ。だから自分で一回やった結果を自分で残しているし、ストレングスファインダーを使った研修をクライアントにやっていたりする。それで好きってなっているね。

そういうことだったんですね!ちなみに亮さんってストレングスファインダーではどういうところが強みって出はるんですか?

えっとね、組織管理が得意だっていう感じには出てるね。他には、信念とか自我とか、戦略性かな。あとはアレンジって言って、人に合わせた配置とか仕事を提供するとかそういうのが出たね。大きく特性が出ている1位から10位までのものを4つぐらいに区分していくんやけど、実行力と人間関係構築力と戦略性と影響力ってあって、俺は人間関係構築力が1番強く出ていて、次に戦略性ってなってるね。

なるほど!これはさっきの話にすごい繋がってるなと感じました。人が何を求めてるのかを汲み取って、その上で自分が思ってることもちゃんと言えるっていうのが強みとしてそのままストレングスファインダーの結果にも表れているんだなって。

そうね。もちろん自分の立場によっては、相手からすると言われない方が良いけどこちらとしては言わなきゃダメっていうこともあるし、その逆もあったりとすごい難しいんだよね。

自分にしかできないことが仕事に

そういったご自身の特性とか経験を踏まえて、今の人材の仕事が最終的に自分にフィットしているな、って思ってやられてるんですか?

今は人材の仕事って、実は人事コンサルも含めると全体の20、30%ぐらいしかなくて。好きだし、向いてるのは向いてるかなと思う。

この“法人営業”“個人営業”“経営コンサルティング”とかが他の70、80%のところになるんでしょうか?

そうそう。でもこれは超ざっくりしてるからまだもっと出せばあるんだけど。今、創生アドバイザリーっていう会社で基本的にやってるのは、SASIでやっているみたいな経営企画もそうだし、その中でも既存ビジネスの立て直しであったりとか、新しいビジネスを開拓したり生み出したりするのかな。で、そうやって生み出していくと、それを売っていく必要があるので、法人や個人に実際に売ってくようなサポートをして、そしたら今度は絶対に人が必要になるので“ヘッドハンティング”とかで繋がっていくっていうことをやってる感じかな。

なるほど。今のような人材以外の仕事をしたいって思ったきっかけがあるんですか?

きっかけは完全に旧SASI DESIGN(SASIの前社名)で。清人さん(SASIの近藤清人さん)がことあるごとに口にするんだけど(笑)、元々自分はBookCafeDOORのお客さんで、その時に社員さんから当時のSASI DESIGNを紹介してもらって入ったのね。そこからDtoDっていううちの子会社で、兵庫県の山の方にある日本のへそって言われてる多可町の専門家派遣に専門家として関わることになった。これがすごい衝撃的な経験で。当時、自分がやっていたヘッドハンティングとかを使う会社って大体1人あたり1回支援すると400万円とか500万円ぐらい動くのね。年商で言うと数百億とか数千億とか1兆とか超えてる会社がクライアントだったんだけど、多可町で出会う商工会の会員の中小企業って、年商がざらに1000万とかで、今までと同じようにできるわけがなかったんよね。だけど話してみると、「元々会社でやっていた経験は、どんな会社にも活かそうと思えばすごく活かせるんだな」と思った反面、「これって自分以外に誰か言ってるんだろうか」って思ったのね。そういった企業においては、60代後半とか70代とかの中小企業診断士が全社に対して同じアドバイスをしてお金をもらってらっしゃるっていうのを知って衝撃的で。だったら、自分がこういうのを少ない範囲からでもやってみようかな、と思って独立をしたっていう背景になるね。

自分がやりたいことというよりは、ある意味使命感みたいな感じで、経験を経て「これ自分しか気づいてる人がいないんじゃないか」という感覚になったから始めたんですね!

過集中を逃れて頭を休めるための時間

では、一旦プライベートの方に移して…。“ウィンドサーフィン”全然行けてないっておっしゃってましたが、この“ランニング”とかもそうですが、アウトドアなことがずっと好きなんですか?

アウトドアが好きかって言われたら、結果的にはそうなんだけど、大学生になってから好きになって、1社目の時は超不健康な生活をしていて、2社目、3社目になるにつれて自分の時間ができ始めて、こういうのをやってるっていう感じかな。

やってる間ってどういう感覚になるんですか?内省するために外に出るとかもあるじゃないですか。ではなくシンプルに健康のためとかでしょうか?

そうだね。元々、やっぱりこういう“過集中”みたいな傾向があるから、ずっと頭を使ってる感覚で、人がどこで何を喋ってるかも全部聞こえてきてしまうんだけど、体動かしていると脳から酸素とかがなくなっていって、考えなくてよくなる。それがすごく楽なのかもしれないね。

なるほど!じゃあ、ここで出していただいたキーワードの“ジム”とか“ランニング”とかで、過集中状態から逃れてるんですね。“料理”はまた別なんですか?

料理はもう頭を使う側(笑)料理している時は料理そのものにすごい集中してるかな(笑)

そうか、そっち側なのか(笑)
ちなみに料理が趣味なのは、前職が飲食店だったからなんですか?

その前からかな。元々、親父が俺が生まれる直前までずっとカフェをやっていて、その話を子供の時に聞いていたり、たまに親父が飯を作ってくれて、別に引っ張られるつもりはなかったけど、大学から飲食業で働き始めてっていう流れかな。

料理する時って、どういうもの作るんですか?毎日帰ったら作っているのかなあと思って。

なんでも作るね(笑)
土日は絶対する。平日は家にいられたりいれなかったりなので、作れる時に作る感じかな。

素敵ですね!

仕事でのパフォーマンスを上げる環境づくりは入念に

そうすると、最近は家にいる時間とかもう長いんでしょうか?お子さんと過ごす時間を長く取っていたりする印象があって。

お客さん側が繁忙期になる関係で、12月は家にいる時間が長くなる傾向があるね。どちらかというと1月以降が結構バタバタする。でもDOORにいつも出勤してるわけじゃないから家で仕事も結構してるかな。あとは梅田にコワーキングスペースを借りているから、そこで仕事したり。

集中するために環境を選ばれているんですね。
ちょっと気になったんですけど、周りの言ってる声が全部聞こえてくるっておっしゃっていましたが、コワーキングスペースとかは大丈夫なんですか?

それがなんか大丈夫なんだよね。DOORには誰かの顔を見にくる感じだから、今1番集中できる場所はコワーキングスペースやね。でもコワーキングスペースって日本の良くないことなんだけど、誰も喋ってないのよ。海外のコワーキングスペースって超うるさいんだけど、日本は図書館みたいな雰囲気。

なるほど、もはやコワーキングじゃないですね(笑)
すごく今、すっきりしました。DOORはカフェのお客さんの出入りもあるし、人が多い時もあるから、やっぱり静かなところが一番集中できるんですね。

そうね。でも、それでいうと自分の部屋もそうなるはずなんやけど、“過集中”の傾向があるから、逆もまたそうで、集中ゾーン入るまでに別のことに気が散ると入れなくなってしまう。自分の部屋って趣味のものとかいろんなものを置いてるからね(笑)いろんなものがないコワーキングスペースに行かないと、マジで集中できないっていうのはあるね。

そうやって自分の特徴をわかって環境を整えたら効率が上がりそうですね!
趣味の話が少し出たので聞いていきたいのですが、この“読書”が仕事とプライベートの間にあるのは、仕事のも読むし趣味としても楽しむっていうことですか?

そうだね。キーワードで挙げたような仕事をしようと思ったら、やっぱりかなり本を読む必要があるので、でも僕は本を読むことが元々好きだから、それが影響してる感じかな。

インプットに結構時間を取っているっていう感覚ですか?

めちゃめちゃ時間を取るし、アウトプットする前提でインプットするから読むのもすごい早い。

なるほど!目的がある前提で読んでるんですね。すごく合理的な印象を持ちました。

変化の瞬間に立ち会う価値

あと、これ聞きたいです!“人の顔つきが変わった時”っていうキーワードは、好きなタイミングっていう認識であっていますか?

好きというか、何かが変わった瞬間のように感じるから、ターニングポイントめいたものが人それぞれに見えるのがいいなと思う。もちろん、いいこともあれば、悪いこともあるかもしれないけれど。元々はヘッドハンティングとかの仕事で、そういうのをたくさん見てきていて、今は経営コンサルティングとかの仕事でその瞬間を見たりすると、「あ、やっていてよかったな」って思えるね。

例えばどういうエピソードがありますか?

例えばね、社長の後継になる方とかって、気持ちが追いついていなかったり自分のキャリアにコンプレックスを抱いていたりとかすごく悩んでいて。で、後継の方々は何かを判断して進めていく時に本質を結構捉えてくれやすいんだけど、その本質ってそこの社員さんたちにとっては「そんなんもうわかってるわ」っていうことも多くて、その上で「なんでこう言いたいことが伝わらないんだ」っていう風にかなり精神状態が追い込まれるぐらい悩まれる方が結構いて。ただそこに一緒に伴走していく中で、もちろん方法論的なお話はするけど、どちらかというとそれよりも、問題に対峙してぐっと腹に力を入れてやらないといけない時に、「1人だったらちょっと不安でできないけど、ここにいてくれるなら頑張れるかもしれないから、控えていてもらっていいですか?」っていう風な話をされ始めて。そこから打ち合わせの際の発言であったりとか、事業を進めるスピードであったりとかが、変わっていくっていうのがすごいやり甲斐を感じるのね。で、その過程って顔つきだけじゃなく、発言とか考え方も変わっていくのでそこが価値かなって思う。難しいけどね(笑)

そういった、それぞれの会社に合わせた伴走の仕方って亮さんならではの経験の積み重ねの賜物なのかなって思います。今お話ししてくださっていた、会社や人の変化を見届けることって、対象にすごい興味、関心を持たないとできないことかなと思うのですが、「常にこういう心持ちで人と接しておきたい」というのはありますか?

うわあ、難しいな。これなんやろ、人による!(笑)本当にどうにかしなければならないけど、その方法がわからなくて、そのまま放っておくと万一のことがあるかもしれないっていう経営者がやっぱり多い。関わっている人がそういうタイミングなら、自分も逃げないし、見落とさないし、逃がさないっていう風に接しているかな。
でも、それを子供とか奥さんとか人間全員にやると恐ろしいことになってしまうからね(笑)だから人によって分けているけど、根本はその人のやりたいことをやらせてあげたいって思っている。

なるほど。それぞれに合わせて自分の立ち回りを柔軟に変えられるというところに今日の話の一貫性がありますね!

これからは場所や分野を広げて

これからやってみたいことはありますか?この“出張”とかは最近増えてきたという感じだと思うんですが。

2つぐらいあって。
今は自分が食べていく分とか家庭を支える分とか、アシスタントの分を稼ぐとかはできているので、そこから関西以外で仕事、例えば、松江でもっと仕事を増やしたら面白いだろうなと思ってる。あとは行ったことないところに行って仕事を増やしたりするのが面白いだろうなっていうのは考えているね。
あとは年明けからDOORを借りてBARをやってみようかなって思って。最初はテスト運用で、1ヶ月、2ヶ月ぐらい週1とかの頻度で考えてる。そこのコンテンツを設計したり、売り上げとかロスの計画を書いたりとかっていうのをやってるかな。

めっちゃ楽しみですね!“立ち飲み”とか“BAR”とかキーワードで書いてくださっている趣味が繋がってますね。

うまくいったらいいけどね(笑)

パーソナルな時間も合理的に

他に語りきれていないキーワードってありますか?今までのインタビューでは、実はこれもっと話せますっていうキーワードがあったりしたので(笑)
趣味とかもどれか一つに強くこだわっているというわけではない印象もあります。

うん、そうだね。そもそもめちゃめちゃ飽き性だからね。
基本的に外食が多くて、自分が太ったら自分のこと嫌いになっちゃうからジムに行っているし、“山登り”は誘ってくれるやつがいるんで一緒に行ったりとかしてる。唯一、趣味って言ったらウィンドサーフィンだね。

じゃあウィンドサーフィンを除くと趣味とはいえ、すごい合理的な考え方ですね!
ちなみに1人で行かれるんですか?

大体1人だね。ランニングもジムもそう。だから団体競技とかは人に合わせられないから本当に苦手で、山登りも人に合わせずに自分のペースで(笑)

“過集中”のキーワードに戻ってきた感じありますね(笑)
やっぱり定期的にこう体を動かすことをしないと、亮さんにとって結構きついですよね。

きついね。本当にきつい(笑)

ちなみに、過集中状態で何かを考えてる時って、どういうことを考えてらっしゃるんですか?仕事のことなのか、自分の発言を振り返るとかでしょうか?

何かを頭の中で組み立てているケースが多くて、「あの会社のあの事業はどうやったら立ち上げられるんだろう」とか、「今のぶち当たってる壁をどうやったら避けるのか、乗り越えられるのか、あるいは崩せるんだろうか」って、ずっと頭の中で誰か喋ってる感じですね。これってADHDの傾向だったりするので、それが異常に出てるのはある。

それって、移動中とかにパッて答えみたいなのが出てきて、「覚えとかな!」みたいになることとかもあるんですか?

あるある!(笑)絶対忘れちゃうから、その場でApple Watchで記録して、スケジュールで見られるようにしてる。

そうやって亮さんのように自分の得意不得意を理解して、それに合わせて仕事したり生活したりってめちゃくちゃ大事ですね!