「DOORラジオ」制作の裏側を覗いて
DOORでは毎週月曜日に「DOOR Radio」というラジオを配信しています。 オウンドメディアとしての役割も持ち、配信当初からDOORの情報を伝えてきたラジオが、めでたく100回目の配信を迎えました! 100回目をYouTubeで生配信するなど、新しい試みを続けているDOOR Radio。 普段の配信ではあまりスポットライトの当たらないラジオの裏側を、パーソナリティである石本和也さんに教えていただきました。
始まりはひょんなことから。地道に続けて100回目
ーーーーまず率直に、100回目を迎えた感想はいかがでしょうか?
石本:結構大変ではありましたね。一回だけ(更新を忘れて)飛ばしちゃったことがあるんですけど、それ以外は頑張って更新してきました。2年ちょっとくらい続けて大変ではあったんですけど、初めて行く打ち合わせ先で、「あっラジオの人ですか?」みたいに言われることがあったり、お店に打ち合わせに来てくれた人も「もしかしてラジオの方ですか?」って言われることが結構あるんですね。
ーーそうですね。私も何回かそう言ってくださるのを聞いたことがあります。
石本:それが結構こう、喜びというかやりがいというか。届いてるんだなぁということに面白みを感じながら、何の学びを得られるかも分からないラジオに(笑)ここまで付き合っていただいてありがとうございますという感じですかね。
ーーそうですね(笑)ラジオも2年ちょっとくらい続いてると思うんですけど、そもそも始めたきっかけは、コロナになって発信していく場がないからやろう!って感じだったんでしょうか?
石本:実は…申し訳ないんですけどあんまり覚えてなくって(笑)結構思いつきだったっていうのは間違いないですね。補助金があったんですよ、そういうIT系の機械を導入する補助金があって。それ使えるからなんかやらへん?って話してる中で、ポッドキャストとかいいんちゃう?みたいな感じだった記憶があります。理論立てて、これからは音声メディアの時代だ!みたいなことはなかったですね。
ーーそんな感じで始まったんですね。ちなみにラジオのコンセプトとかってあるんでしょうか?
石本:最初は本を紹介するっていう感じだったんです。当時3人でやっていて1人1人週替わりで担当が変わって、その1週間のうちに本を一冊紹介して、それについてセッションするっていうのが最初のコンセプトでしたね。ブックカフェだからそうしようって。
ーーなるほど。それから次第に今の形に変わっていったんですね。
石本:今シーズン5なんですけど、シーズンが変わる毎に一応こういう感じでいこうかっていうのがあって。本の話をした時もあれば、クライアントの方を呼んで、クライアントの方と喋ろうっていうのもあって。あとSASIのデザインについて、どういう経緯でクライアントの方が来てくれて、どういう想いでこういうデザインをしたか、っていうのを話すシーズンがあったりとか、色々ありましたね。企画物をやってほしいってリスナーからいただいて、気になっているデザインを紹介するとか企画したこともあります。
ーーそれじゃあシーズン毎に結構色をつけてやってきたんですね。
石本:ですです!今はお悩み相談みたいなものが一つの共通の企画になっていて、カフェに来ていただいた人だったりクライアントから話してほしいテーマみたいなものをもらって、それについて答えるっていう感じになってますね。
ーー続けていく上で一番大変だったことは何でしょうか?
石本:近藤清人のスケジュールですね(笑)色々と手を変え品を変え運営して来たんですけど、例えば一ヶ月間のスケジュールを事前に抑えるとか。色々やってたんですけど、やっぱり突発的な事とかが入ったり、あと松江がオープンしたことで結構移動が多くなったりとかでスケジュール問題が大変でしたね。特に話す内容に困るっていうのは一回もなかったですね。
ーー毎回一応準備はして臨まれてるんですか?
石本:いや、ほぼ準備はなしです。機材のセッティングしてるタイミングに、「今日何の話する?」っていう話になって、なんやかんや言うけど結局特に決まらずに始まって、「最近どうすか?」って言う流れですね。でも(ラジオ始めた)最初の方は、結構決めてましたよ。本の紹介とか、今日はこのクライアントについて説明をお願いしますって言ってたりとかはしてたので。シーズン4くらいからフリーになりましたね。
ーーそれで今みたいにだいぶゆるい感じになったんですね。
ポイントは「パーソナリティを引き出す」
ーーちょっとデザイン的な話になるんですけど、デザイン作るときって誰にみてもらいたいとか、どう感じてもらいたいとか考えるじゃないですか。それでいうと、ラジオのターゲットってどこなんでしょうか?
石本:基本的にはやっぱりお世話になっているクライアントの方々ですね。あとこれは僕じゃないんですけど、清人さんって昔は結構先生って呼ばれることが多かったんですね。そこでもっとパーソナルな部分を見せていくことによって、心の距離がグッと縮まるんじゃないかっていうところはずっと僕ら考えていることで。心の距離があるとこう、難しいことも出てくるじゃないですか。でも心の距離が近くて本当に仲間だと思い合えてると、できることってたくさんあると思うんで、その辺は狙っていて。だから僕は結構ラジオをしていて清人さんがパーソナルになれるような持っていき方には心がけています。話の持っていきかたとか。
ーーラジオを聞いてもらった人にどうなってほしいとかありますか?例えばカフェに来てほしいとか。
石本:全然これ(ラジオ)でKPIみたいなのは立てていないので、本当にこう、発信したいことを言ってるみたいな感じです。それでいくと、楽しんで聞いてもらえたらそれで嬉しいですね。あとカフェに来て、「聞いてます」とか「ラジオの人ですよね」とか言われたり、コメント描いてくれたりしたら嬉しいです。
ーーこのDOORマガジンが始まる前から、自己開示や自社メディアとしてラジオが走ってたっていう感じですよね。
石本:確かにそうかもしれないですね!僕と清人さんに関してはだいぶ人柄はわかると思います。
ーー清人さんのパーソナリティを出すっていうのを意識されてるとおっしゃってましたが、その他にここを意識してるっていうのはありますか?
石本:でも基本的にはそこで、一応ラジオのパーソナリティって考えた時に、ゲストの方だったり清人さんがメインコンテンツになるんで、彼らが言いたくて僕も視聴者も聞きたいことをどうやって引き出すかっていうのを意識はしてますね。なので結構ヒアリングしてる感じに近いですね。
ーー清人さんを相手にヒアリングしてる、と。結構実務みたいな感じですね(笑)
石本:そう(笑)あんまり言ってなかったですけど、実は僕の意識としてはそうで。僕が言いたいことを言うこともありますけど、コンテンツをより引き立たせたいなとは思ってるんで、そういうことは心がけてますね。
リスナーは世界中に!?今後の展望とは
ーー今後ラジオでこういうことをやっていきたいっていうのはありますか?
石本:実現するか分からないのでちょっとあれですけど、100回の時にYouTubeライブをやったんですよ。それが意外と僕らも面白くて。コメント来たりとか、スタッフのみんなも「見てます!」って連絡くれたりとかで、喋ってる最中にリアクションがあるっていうのがすごい面白かったんで、スケジュールとかに都合がつけば月1回くらいはやりたいねって話はしてますね。そういうのをやれたら面白いなとは思います。
ーー確かに面白そうですね!ちなみに100回目の時って生配信はどれくらいの時間されてたんですか?
石本:6時から8時半までやりました。一応予定としては2時間半の予定だったんですけど、1時間45分くらいでしんどくなってきて(笑)もういいですかねってなって2時間半くらいやりました。コメントも結構きてて、後日打ち合わせで来られた人がコメントくれた人だったっていうのもありました。
ーーへぇ〜そうだったんですね!ラジオ自体も結構多くの方が聞いて下さってますよね。
石本:再生回数とか色々解析して、何人が見ているとか出るんですよ。それが大体40〜50人いるので結構聞いてくれてるって感じですね。Anchorっていう投稿するシステムがあるんですけど、ダッシュボードが見れて平均何分聞かれてますとか、何人の人が聞いてます、っていうのが見えます。
ーーそれじゃあ回ごとに視聴回数とかがかなり如実に出るんですね。
石本:ですです!全然追いかけてないですけど確認はできます。それで分かることなんですけど、どの地域で聞かれてるかっていうのも出るんですよ。それで、結構序盤からアメリカのどっかの州がずっと10%くらいあるんですよ。これは確実にヘビーリスナーやなっていう人がいます。この人は確実に何かしらの理由で聞いてくれてますね(笑)
ーーそれはすごいですね!(笑)それでは最後に、ラジオを聞いてくださっている人に向けて何か一言いただけますか?
石本:コメントくださいっていうところですかね…コメント減ってますね…(苦笑)
ーー(苦笑)HPへの反映が遅れているときもあるので申し訳ない限りです…最新の回じゃなくても大丈夫なので、気になった回にぜひコメント残してくださると嬉しいです!
この記事で紹介されたもの
DOORラジオ
DOORメンバーの取り組みを発信するラジオ。日々どんな想いで事業に取り組んでいるのかという熱い話から、日々のお悩み相談まで。毎週月曜日更新
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