03 交わり合うことで、自分らしい時間と場所を求めて | DOOR-MAGAZINE 03 交わり合うことで、自分らしい時間と場所を求めて | DOOR-MAGAZINE

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交わり合うことで、自分らしい時間と場所を求めて

 

DOORでは個人の”アイデンティティ”をとても大切にする文化があります。「個を深く知るためのワークショップ」は、あの人の知らなかった一面や隠された本質を掘り出していこうという企画です。堅苦しいのは苦手なのであくまでゆる〜く、カジュアルな雰囲気を目指します。

この記事に登場する人

久保田洋平

Bookcafe DOOR宝塚店のスタートメンバーであり、店長も勤めていた。現在はBookcafe DOOR松江の店長でありながら、ビジネスコミュニティ「DOOR CLASS」コミュニティマネジャーも担当しており、事業者やメンバーとの橋渡し役を担っている。

なんか、恥ずかしいですよね。

例えば、子供の頃にこういうの得意な子供だったな〜とかってありますか?

あ〜〜〜子供の頃から「あんたってこれ得意よね」って言われたこと書きますね。5才くらいから言われてました。

「空気読む」ちょっと早いですね(笑)処世術的な感じですね。

そうですね、それがここから始まってますね。

…なんか仕事の方に若干付箋移動していってません?(笑)

このままやとただのプライベート充実男なので(笑)こんな感じかなぁ。

でもいい感じにバランス取れましたね!

自分らしい時間の流れに憧れて

この仕事のとこにある「時間の流れ」っていうのはどういうことでしょうか?

これは、前に僕が間借りで少しの間運営してた「アンブル」っていうカレー屋さんと通ずるところがあるんですけど、SASIで働く前に、職場が日本橋の方だったんですよ。たまに通勤ラッシュとかですごい人がいて、乗り換えの通路が緩やかな下り坂になってるとこで、皆同じ方向に歩いてるから後頭部が先の方までずーっと見えるんですよ。僕その時、社会の大きいうねりの中のほんの一粒、めちゃめちゃちっぽけな存在だっていう感覚に陥っちゃって。

なるほど…いっぱいいる人の、群れじゃないですけど、その中の一人でしかないっていう感じになっちゃったんですね。それは急になったんですか?

急になりましたね。その日が金曜日だったんですけど、電車で立ってる人が会社の愚痴を言い合っているのを見て、社会ってこんな感じなんかなと思って。その時こう不安を覚えて、その同じ時間の流れに飛び込む勇気がなかったんですよ。

その辺りから独立願望が生まれてきたんですかね。

そうですね。その頃から少なからず独立願望はあったんですけど、それまではなんとなく独立したいっていう感じが、その時に改めて気持ちが強まりました。その時間とはちょっと離れた時間の流れを、自分で作るしかないんかなと思っちゃったんですよ。

なるほど…その時間の流れで生きてる人たちと、同じ時間の流れで生きるのはちょっと違うかなってなったんですね。

自分は多分やっていけへんやろうなって思いましたね。

そうですね…じゃあそこから独立するまでは結構(期間は)短かったんですか?

いや、まだ何をしていいかやっぱり分からなくて。その第一歩になればいいな、カフェをオープンするってどんなことなんだろうっていうのを勉強したいっていうのが、僕がDOORを受けた志望動機でしたね。

なるほど、それで入社されたんですね。

あと、その時働いていた職場が店を畳んじゃったっていうのもありましたね。

そうだったんですね。あと、キーワード書かれてる時に「アンブル」って何なんだろうと思ってたんですが、お店の名前だったんですね。

アンブルっていうのは「ゆったりと」とか「緩やかに」とかいう意味合いで、馬とかのテクニックの名前の一つでアンブルステップっていう、ゆっくりと歩く歩行方法があるんですよ。
ノリでつけたんですけど、「アンブルさん」って呼ばれるうちに気に入り始めました(笑)

でもさっきの話を聞いてからだとすごく納得できますね。社会の流れから違う流れで、ゆったりとした自分の時間の流れを作りたいってなったんだなって。

面白いことには貪欲に。すぐに企画・行動へ

「ぶっ飛んだ企画・実行」っていうのが、キーワード見た時に仕事かなって思ったんですよ。これはプライベートなんですね(笑)

これは何とか仕事の方に持っていきたいなっていう気持ちはあるんですけど、今のところプライベートから抜けれてなくて。例えば昔やったのだったら、何かの番組で山の中で五右衛門風呂してるのを見て、めっちゃいいやんと思って、次の日にはドラム缶買ってました(笑)近くのキャンプ場にトラックでいってお酒とか飲みながらお風呂入ったりしてましたね。テレビに触発されてもありますけど、「これ素人でもできるんちゃう?」っていうのもあって。

あ〜〜なるほど。

あと、大阪の地下鉄全部の駅の、ルーレットアプリみたいなのがあるんです。それで回した駅に絶対行かないといけないっていうのをやって。絶対にそこでご飯食べなきゃいけないし、その土地の人と交流しなきゃいけないっていう縛りを設けて、おばあちゃんにこの辺で美味しいご飯屋さんある?とか聞いて、教えてくれたのがガストだったり(笑)そういう企画で遊ぶのがすごい好きで…そういうの出したら食いついてくれる周りの人がいるので、一人やったらなかなか実行しないと思うんですけど。

じゃあ案を出して「いいやん!」ってなったら結構すぐ実行する感じだったんですね。宝塚店で働いていた時に、例えば、カフェの子達と交流でそういう企画は実行されなかったんですか?

なかったですね…個人的に誘ってサバゲー行ったりとかはしてたんですけど、そういうぶっ飛んだ企画はしてないなぁ。やっぱり女性相手だと、そういうのはちょっと緊張しますね。

まぁ確かに…仕事とかでそういう、企画を立ててみたいとかって思いますか?

やってみたいですね!まだそこをビジネスと繋げているイメージはあんまりなくて。まずは「社内交流企画」みたいなのだったら、喜んでやりますね。

異文化交流の面白さと、関係性の構築について

「異文化交流」っていうのは、違う職種の方と、ってことですか?

これは元々海外行った時とかに違う文化が交流する瞬間が、それがもしネガティブな事象であったとしても面白いなと思って。日本人ってマメすぎるなとか、向こうにいくと見えるんですよね。元々、違う文化同士がぶつかるのがすごい好きで、これって国内においても容易に起こる話だと思うんですね。今現に兵庫県で暮らしてた気持ちを松江に持ってきて、その違いに気づけるっていうのが個人的にはすごい、いいことかなって思います。なおかつそれが混ざり合うことができればなって。

なるほど…。ちなみに海外ってどこに行かれてましたっけ?

海外は短期間でイギリスとフランスに行ってて、ワーホリみたいな形でオーストラリアに行きました。

オーストラリアはじゃあ結構長い期間行ってたんですか?

そうですね!数ヶ月行ってました。僕が行ってたところってリゾート地というか、海側の街で皆仕事の休み時間にプール入ったり海に飛び込みに行ったり…お酒飲みながら仕事してるのとかざらにありますし。そういう働き方もあるんやなっていうのを初めて目の前で見て、日本の働き方ってめっちゃしっかりしてるんやなって思いましたね、もっと砕けてもいいんじゃないかなって。

それは確かに思いますね。「他の文化が〜」とかそういうのって、どこかに行く機会がないと普段思わないですもんね。海外行くと、いい意味で皆色々と雑なんやなって思います。ちなみに宝塚から松江に行った時に一番びっくりしたことって何ですか?

人同士のネットワークの繋がりがすごくて、誰かが誰かと繋がってるっていうのが衝撃で。宝塚だと近くのお店が誰がやってるかとか分かんないじゃないですか。でも松江ってみんな把握してるんですよ、人を見るって感じで。あのお店は誰がやっててどこから来ててとか、全部知ってるのがめちゃくちゃ衝撃でしたね。

あ〜〜私の地元とかでもそれはあるあるですね。

お世話になってる方たちがDOORに来てくださった時に4人でガールズトークしてたんですけど(笑)松江は恋愛できる場所じゃないんですよ。

それもあるあるですね〜昨日どこそこで彼氏・彼女とおったやろとか、すぐ噂になってましたね(笑)それって初めて聞いたときどう思いましたか?

もし付き合った人が、自分の知ってる人の元カノとかやったら気まずいですね(笑)恋愛はしにくそうやと正直思いました。

恋愛はしにくいですけど(笑)でもそれってビジネス面で見たらどうなんでしょうね?

確かに。ここは僕的にはどうやって知ったかによるかなと思ってて。よく知ってくれるのはいいことやと思うんですけど、又聞きとか噂だとあんまり意味ないなと思っていて。実際にちゃんとしたアウトプットの場所があって、こういう企業です、こういう人間ですっていうのをちゃんと理解してもらった上でなら、いろんな人がいろんなことを知っているっていうのはすごくいいと思いますね。

確かにおっしゃる通りです。一人歩きとかはあんまり良くないですね。そういう特徴からか、宝塚店に比べたら、誰かから聞いてって来てる人が多いイメージですけど、どうですか?

そうですね、誰かから聞いてっていうの多いです!

場所が近いのもあると思うんですけど、そういう気軽に来てくださる感じはすごい、いいなって思います。

そうですね、この門構えでそうやって気軽に遊びに来てくださるっていうのは、だいぶ嬉しいですね。

島根なのか松江なのかは分からないですけど、そういったところも土地の特徴な気がしますね。そういう感じでクライアントの方とも付き合っていけるといいなって思いました。

やっぱり人が大事ですね、それがSASIカラーな気がします。ただ、その人のことを思うと、ズバッとした耳が痛いことも言わないといけないのが難しいところで。それができる人間っていうのはかっこいいなって思いますね。

そういえばそういう話一回したことありましたよね。関係ができてる方が(耳が痛いこと)言いやすいとか、言いにくいとか。私は割と関係できてる子の方が言いやすいんですよね、ちょっと渋めのことでも。

めっちゃ分かる…!僕たちは多分、仲良くなるフェーズがあって、その次に関係性をさらに上乗せするフェーズがあって、その後くらいに多分その子のことを思って言えるっていうのがあって。初めから言える人って、多分関係構築するっていうのがないんですよ。初めからすぐ友達できる人なんじゃないかなって。

どういう感覚なんでしょうね。私だと、関係ある子は好きやから、可愛いから言うみたいなとこがあって。逆に関係ない子だと、別にどうでもいいや、好きにしたらってなっちゃいます(笑)だめなんでしょうけど。マネジメント能力ですね。

目の前の人たちとの関わりを大切に

今付箋書いてくれてる中で、これあんまり喋ったことないなっていうのあったりします?

なんかあるかな〜。ホラーとか?僕ホラーめっちゃ得意なんですよ。見過ぎて展開読めてて(笑)
おすすめとか教えて欲しいくらいです。

私ホラー嫌いなんで、なんでお金出してわざわざ映画見たりお化け屋敷行ったりとか、ほんまに分かんないんですよ。どういう気持ち…何が好きなんですかね?

やっぱり「非日常」じゃないですか?昔は肝試しとかもですけど、廃墟とかめっちゃ行きましたね。

ちょっと普段の生活から離れたいのかもしれませんね。最初の方に話してた、「時間の流れ」っていうことと通じているかも。普段の生活の流れから離れたい、みたいな。

そうですね、確かに(笑)
あとは…「地方創生」ですかね。今お世話になってる方が古民家の改装業をされてて、島根県の山奥の集落みたいなところにも顔を出されるみたいで。人が住んではいるんですけど、本当に企業が0の村とかあるんですよね。そうなると仕事で昼間出かけるから、家事とかお家でいる人しかその村に残っていないとか、そういう場所がかなりあって。その村のトップの方も、村の中で事業が生まれないかと望んでる人はめちゃくちゃいるので、そういう村とか町とか、まだ知らないところがたくさんあるっていうのにワクワクしてほしいんですよね。

そういう村は町は確かにたくさんありますよね。確かに、興味を持ってそういう風に捉えてもらえるといいですね。

そうですね。あと、最近ようやく自分の目指すものがちょっとだけ分かってきた気がしていて…

それはぜひお聞きしたいです。アンブルやカレーのこととはまた別の話でしょうか?

僕にとってカレーは名刺でしかないんですよ。カレーで生きていくってわけではなくて、久保田=カレーとか、そういう繋がりやすい覚えてもらいやすいコニュニケーションツールの一つでしかなくて。もちろん、将来起業していく中で、カレーは無くてはならない存在かなとは思うんですけど。個人的には地場の企業、中小やもっと小さい規模の会社の方々と交流して、直接的に協力していきたいと思っています。それが僕の性にも合ってると思いますしね。

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